田舎暮らし始まる

田舎暮らしが始まって
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山梨への引越しが終わり、田舎暮らしが始まった。

僕は転職&Iターンで山梨に移って来て、転職の間を一日も空けなかった。

6/20に前の会社で退職の挨拶をして、
6/21に新しい会社の就職の挨拶をした。

本当は1ヶ月くらいの休暇を取りたかったのだけど、前の会社では「ウツ」の時に有給休暇を使い切ってしまっていたし、退職と就職の間があくと、社会保険の手続きなどで面倒なことが多そうだったので、休みを取らずにそのまま働き始めたのだ。

転職後はまるで新入社員

転職して、最初の1ヶ月くらいは、まるっきり新入社員のようだった。

コンピュータ以外のことは、右も左もわからないから、全て教えてもらいながら仕事を覚えていかなければいけない。

知っているヒトもいないし、同期もいない、ご近所さんもいない。

最初は人の名前を覚えるところから始まった。

普通なら、かなりのストレスになるところだが、僕はとても元気だった。

「転職」というリセット感覚で「晴れ晴れ」とした気分も確かにあった。

けれど、それよりも何よりも、周りの景色が僕を元気にしてくれたのだと思う。

Iターンで田舎暮らしは大正解

朝は、たくさんの鳥の鳴き声に囲まれて目覚める。

カーテンを開けると、窓の外には、田んぼが広がっている。

思わず、サンダルをはいて外に出る。

クルマも通らないし、人も通らない。

田んぼの向こうには「富士山」が見える。

散歩から帰ってきて、ちゃんと朝ゴハンを食べる。

出勤は、大好きな「八ヶ岳」に向かってクルマを走らせる。

その間、青々とした田んぼの中の一本道を、好きな音楽を聴きながら「ビューン」と走っていく。

職場に近づいてくると、まだ雪が残る「甲斐駒ケ岳」が顔を出す。

南アルプスから流れ込む美しい川を眺めながら、職場に着く。

転職してすぐは、切羽詰まった仕事が無いし、家の整理や手続きがたくさんあるので、だいたい定時の6時には帰っていた。

帰りは、夕暮れの山を見ながらの帰宅となる。

家に帰ると、やらなければいけないことがたくさんあったけれど全く苦にはならなかった。

この地に移住できたこと、この地が予想どおりに元気を与えてくれたことで大満足だったのだ。

「やっぱりIターンは正解だった」

これから、妻の出産を控えて、大変な時期になるのだけれど僕にとっては不安材料は何もなかった。

こんな感じで僕の田舎暮らしは始まった。

しかし、妻の心境は複雑だったようだ。

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