家が買えない!(後編)

Iターンで田舎暮らしを始めるまで
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二重生活は出費が多い

家に帰り、我に返り、生活費のシミュレーションをしてみると、二重生活だと生活費の出費が多くなることがわかった。

電気やガス・水道の基本料金を、毎月、両方の家で払わなければいけない。

家具・電気製品などの生活必需品を新たに買わなければならない。

・・・。

生活費がかかり過ぎて、物件購入にローンを組んでしまったら、そのローンを返せそうになかった。

二重生活 移動と渋滞の問題

毎週末に、観光地のような場所から横浜の間を往復すれば、移動に要する時間、渋滞にハマっている時間がバカにならない。

それに何より、僕は渋滞が「大キライ」なのだ。(誰も好きなヒトなんていないと思うけど)

行く度に渋滞にハマっていたら、毎週通う気力がなくなってしまうのではないか?

場所が遠ければ、高速料金がかかって、ガソリン代がかかって、移動のお金だけでもかなり高価になる。

川崎と木更津を結ぶアクアラインは、今でこそETC割引があるけれど、その頃は往復で8,000円!もした。

二重生活も、よく考えてみるとデメリットが多い。

ダメだ・・・。

一番の解決策

結局、安い家を買ってそこに住むしかないのだ、という考えに落ち着いた。

では、安い家はどこにあるかというと、横浜近辺には無い。

安い土地を探すと、会社から「ドア TO ドア」で2時間以上かかってしまうのである。

これはツライ。

クルマ通勤は出来ないし、新幹線通勤や特急の指定席通勤ならまだしも、本数自体が少ない地方のノンビリ電車に乗って一日の大半が通勤でつぶれてしまうのはツライことである。

帰りの時間も限定されてしまい、飲みにも行けなくなってしまうではないか。

結局、横浜の会社で働いていること自体に問題があるのだ、とかんがえた僕は、地方への転職活動に目を向け始めるのであった。

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