次男くんが産まれたのは10月だった。
10月になると、朝晩の冷えこみがキツくなってくる。
山梨は寒い。
夏は横浜以上に暑いのに、冬は寒い。
(この環境のキビしさが、人口が少ない理由なんだろうけど。。。)
寒い田舎での冬支度
遅い時間に、誰もいない家に帰ってくると、寒さが身にしみる。
この寒い環境で赤ちゃんを育てるのだから、しっかりとした冬支度が必要になる。
ただでさえ不便な田舎暮らしなのだから、家の中くらいは快適にしてあげたい。
家族が帰ってくる前に、何とかしなくては。。。
パワーのある暖房器具を選ぶ
暖房器具は、横浜で使っていた石油ファンヒーターがあった。
灯油を燃やして、暖かい風が吹いてくるタイプのヒーターだけど、
小さ過ぎて、この寒さでは明らかにパワー不足だ。
1時間くらいしないと部屋が暖まらない。
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借家には、エアコンが付いていた。
でも、僕はエアコンがキライだ。
冷やすエアコンも、暖めるエアコンもキライ。
夏はエアコンが原因ですぐにカゼをひいてしまうし、
冬はあの熱い風が、どうにも体に合わない。
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そこで、量販店に行って暖房器具を見て回ることにした。
電気式では限界があるから、石油型。
山梨では大きな石油タンクを家の外に設置するタイプが多く見られる。
でも、借家なので工事が出来ないから、着脱可能なタンクを持ったタイプで大きめのストーブを探した。
なかなか「これ」というものが見つからない。
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5件目に行った電気屋で、大きい石油ストーブを見つけた。
パワーも申し分なさそうだし、見た目もとても気に入ってしまった。
値段が高いのが少し気になったけど、「安かろう悪かろう」のストーブで後で苦労するよりはいいだろう、と思い、その場で買った。
結露が半端ない
もう一つの問題は「結露」だった。
借りていた家は 元々夏暮らしを考えて作られた家のようで、2重窓でもなかったし、家の断熱性もあまりなかった。
寒くなると、窓のサッシに結露がビッシリだった。
「断熱シート」を張ろうかなとも思ったけど、窓の外が見えなくなるので、サッシに新聞紙を置くくらいのことしか出来なかった。
後々、サッシを支える木の部分がカビて、腐ってきてしまった。
(家を出るとき、大家さんと問題になった)
結露については、「この土地に家を建てるときには注意しなきゃ」
と思った点だった。
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こうして10月中に着々と、冬支度を整えていたのだけれど、
家族は年内には帰って来なかった。。。
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