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「散歩して土地を見つける」

僕は 家を建てる土地を、かなり広範囲で探しました。

新聞の不動産情報も見たし、行きつけ(?)の不動産屋も5件ほどありました。

職場の近くでも探したし、遊びに出かけた時にも 土地情報に目を光らせていました。



そんな折に、朝の散歩をしていたら、ふと、
「この土地売ります」
のカンバンを見つけました。

いつも、クルマで走っている道だったのに、全然氣づきませんでした。
歩く速さでないと、そのカンバンは目に入らなかったのでしょう。

その土地に立ってみると、北に八ヶ岳、南に富士山を望み、 西は近くの山まで歩いて行ける。さらに高台なので、東は甲府の街を 見下ろすことができました。

「いいじゃん、ここ」
と思い、すぐに問い合わせの電話をしました。



しかし、不動産屋の電話の態度が悪かったので、その時は見送りました。
その後も散歩するたびに、その土地を見回りました。

雨が降った時も、雪が降った時も、風の強い時も、初夏の虫が多い時も、 特に問題が無さそうな土地でした。
次第に その土地に愛着がわいてきました。

ある日、また散歩をしていたら、地元の工務店がその土地を建築条件付で
売り出したので、そこを買うことにしたのです。

住んで1年以上たちますが、やっぱりこの土地で正解だったと思います。

土地を探す時も、借家を探す時も、第一印象(ビビビ感)は大切です。



「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者 ロバート・キヨサキさんも
ジョギングしながら見つけた不動産物件が、いくつもあると書いていました。

散歩やジョギングで 右脳がピキピキと働いているので、
この「ビビビ感」が研ぎ澄まされているのかも知れません。

田舎に行って、気に入った場所を見つけたら、散歩してみてください。
思わぬ物件が転がってるかもしれませんよ。

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「会社にオンブする」へ 続く
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