近くで買い物が出来ない、すぐに病院に行けない、等で妻のストレスが溜まってきていた。
そこで、妻専用のクルマを買う準備を始めた。
まずは、近所の中古車屋でクルマを探すことにした。
田舎で車は必須って本当?
15年前でも、「田舎暮らしに運転免許と車は必須!」と言われていた。
いろいろな意見があると思うけれど、小さな子供がいて、公共交通機関が少なくて、歩いて買い物に行けないのであれば、車は必須だと僕は思う。
我が家は、小さい子供が2人いて、バスは一日6本しかなく、駅までは歩くと2時間、一番近いコンビニまで徒歩30分。
これでは、いくら自転車があっても快適に暮らしていくのは難しいと思う。
家族にガマンをさせるために田舎に来たワケではないので、妻用の車を購入することは前提の話だった。
田舎で軽自動車の中古車を探す
狙ったクルマは「軽」自動車。
クルマを2台所有するとなると維持費にも気を使う。
近所を走るだけだから、安くて、小回りのきくクルマが欲しかった。
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市内の中古車屋をしらみつぶしに当たってみる。
キレイな軽自動車がたくさんあったけど、値段は以外と安くなっていない。
普通車の方が安いくらいだった。
中古車屋さんに聞くと、「軽」は人気があるからそんなに安くはならない、とのこと。
でも普通車では、維持費が高い。
軽自動車の新車を買うことにした
どうしようかなぁ、と何日か考えて、出した結論は、「軽」を新車で買うことだった。
ディーラーを回り、妻の意見も尊重して、ダイハツの「ムーブ」に決めた。
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僕は、新車を買うのが実はこの時が初めてだった。
こういう時のディーラーとのカケヒキも何も知らないまま、新人っぽい営業マンと、交渉をしてみた。
「コレ、いくらになるの?」
「えーと、このクルマはこれ以上、値引きは出来ないんですよぉ」
「あー、そうなんだ。でも、買えばなんかオマケしてくれるんでしょ?」
「えーとですね。フロアマットと雨よけは付けることができます」
「フーン。じゃ、コレください」
「え!あ、エート、少しお待ちください。」
冷やかしと思っていたらしい新人営業マンは、急にバタバタと上司の所に行ってしまった。
「えーと、あのぉ、お支払いは何回ローンになされますか?」
「お金持ってきたから、コレで」と言って、現金を出すと
「え!あーと、その、お待ちください」
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(頼りない営業マンだなぁ)と思いながら、現金で買うんだから、もう少しうまく誘導すればもっと安くなったのかも、と思った。
その後、新人営業マンくんは、クルマが売れたのがうれしかったのか、何度もウチにやってきて、いろんなオミヤゲを持ってきてくれた。
オイル交換やメンテナンスも数年間無料でやってくれた。
動かなくなるまで乗りつぶすつもりで買ったので、新車で正解だったのかなと思う。
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オレが会社にクルマで行ってしまっても、クルマで外を走り回ることが出来て、妻は元気を取り戻したようだった。
次は長男の幼稚園探しだ。
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